鱸@エンタメブログ

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Instagramに関するあれこれ

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今日はとある広告代理店の孫会社の本人もインスタグラマーであろう社長さんに、インスタグラムマーケティングの公演を行ってもらった。

 

その公演はとても具体的で実際的で、その社長さんも正直な人柄もでて(企業名Tシャツも人気です!ちょっとダサい企業の方がウケますね!とか<その写真を写しながら>)とても楽しく聞かせてもらった。

 

実際の施策を考えるときに相談しようかな、と思った次第。

 

でも、その一方でオールドタイプのマーケターからすると色々と考えさせられる点もあり、備忘録的にここに書いておく。

 

①そこに愛はあるのか?問題

もしかしたら、この後に続く話題もこれに内包されるかもしれないけど。

消費が少ない(リピートまでの期間が長い)商品に対して、別の用途で使わせて消費量増を狙うっていうもの。例えば、牛乳の消費量をあげたいからと言って、牛乳風呂インスタをあげて、そのマネ投稿を促進して自分で飲む以外の牛乳を消費させるとか、同じ写真をインスタにアップしたいからという理由で、1つでいい商品を5つまとめて買わせるように促すみたいなこと。

 

短期的には売上があがるかもしれないけど、それでかさ上げされた消費って継続しない気もするし、そもそも自分たちの作った商品に愛を感じないよね。

 

②パワーインフルエンサーって短期商材しか意味なくね?

これはインスタグラマーに限らず、ユーチューバーでも一緒なんだけど、商品のプロモーションで投稿してもらうんだけど、その人は毎日いろいろな商品、もちろん自分の商品価値が下がらないようにコントロールはしていると思うんだけど、今日はこれ、あれはこれってやっているとリーチはとれるけど、態度変容がそもそも起きないよ、的な感じ。なので、最近はマイクロインフルエンサーが注目されるんだろうけど。

 

どーでもいいけど、すイエんサーってユージンになってつまらなくなったよね。

 

③プチ自慢を満足させるツールになると先は長くない感じ

ちょっとだけ自慢したい、少しの優越感を味わいたい、すごいといわれたい、マネされたい、乱暴に言ってしまえば自己承認欲求を満たすってことになるんだろうけれど、それが写真に隠した細かな意図に気づかなければならないとか、そういう風に計算しなければならないとかになると正直しんどいよね。

mdpr.jp

去年の5月の記事だけど、こんな感じになってしまうとね。もう既にイノベーターは去って、アーリーマジョリティーまで拡大してきた感じはあるけれど、代理店側がプチ自慢をくすぐるような手段を提案し始めたら一気に傾き始めるだろうなぁって思う。

 

記事の話だけど、インスタグラムで作った借金をテレビに出て返済したって話は、なんとも皮肉な話だよねー

 

では、こんなもんで。