サプライズでしたね!12回の告白の末のカップル誕生!まさかの投げてからの、OK素敵です。
さて、今回は3年後からスタートでした。斎場からの帰りなのでしょうか、お返しを手にした喪服姿の生徒たちがかつての教室に集まります。ただちょっと思ったのは、3回忌の法要は開催時間が決まったいるので、全員が会場で会っているんでは?という疑問と、あれだかあちこち爆破された校舎がそのまま残っているってちょっと無理ない?って思ってしまいました。だって、隣の教室吹き飛んでたじゃないですか。。。
予告編は時系列がバラバラなのであてになりません。屋上で銃弾に倒れた一颯が、予告では病院のベッドらしきところにいましたが、あれは回想の可能性が高く、あの事件のあとしばらく生きていたとは思えず、あれは意図的な予告での印象操作ではないかな。
そして、一颯が撃たれる直前に茅野が言った、
殺したの。澪奈を。私が澪奈を殺したの。
の意味とは?茅野の犯人の可能性は早くから色々と指摘されてきましたが、やはり最終回で明らかになります。
三回忌後のクラスの集まりにも「くるかどうかわからないし」と、彼女だけ扱いが違います。もちろん、駆け付けたのはドラマ内でも描かれているのですが、その辺りの伏線が、最終回で何が語られるのかの期待に繋がります。
一颯の静かな語りの核心部分は最終回に持ち越しになりましたが、当たり前のことを当たり前に話しています。これまでの熱い語りとは違う静かな話し方は、これから実行される一颯の決心、またすべてがここで終わるというメッセージ。おそらく、この語りのシーンが一颯と生徒たちの直接会う最後なのでしょう。そんなことを予感させるシーンでした。
10回という短いドラマではありますが、生徒たちが教室に閉じ込められ、ほとんどがその教室の中だけで展開されるという1日1話構成という実験的ドラマとしては長い10回。2時間ドラマ、映画なら時間的にぴったりなテーマを全10回という構成で、飽きさせず、マンネリ化させず、起伏を持たせ、視聴者をひきつけ、クライマックスに向けてボルテージをあげていく本当によくできたドラマだと思います。
もちろんまだ終わっていないので、どうなるかはわかりませんがこれは平成ドラマ史として記憶されるドラマになるのでは?という確信があります。
だって、通常なら茅野の
殺したの。澪奈を。私が澪奈を殺したの。
で、次回!最終回!って終わるところを、一颯が撃たれることでその言葉を飛ばすんですもの。多分それは、
茅野のため
という言葉の実践の一つなのだと思います。多分、屋上にでて、撃たれるまでが計画なのだと。
次週が楽しみですね!!