鱸@エンタメブログ

ドラマや映画、本やマンガの感想を中心に書いているブログ。マーケティングやビジネスよりのことは、こちらのnote に https://note.mu/copiz

到達可能性について、或はデジタルマーケティングにおけるセグメント①

昨日は何が書きたかったかよくわらないものを書いてしまったので、自分の中で再度整理してみたいと思います。

 

(趣旨があやふやな前回のブログ)

blog.copiz.tokyo

 

到達可能性を考えるとき、一番大切なのは重要度です。

 

個人的はあまり好きなサービスではありませんが、Sansanという会社の「Sansan」というサービスがあります。そのCMがこちら。


「面識アリ」篇150秒(Web限定・シリーズ5作品を一気見!)

 

はやくいってよ~ん。

 

です。いえ、そこではありません。

 

このCMでは「アサバ建設への伝手」が最重要事項とされており、そこへたどり着く手段として名刺を探している姿が描かれている。つまり、到達可能性が現在のところ小さいわけです。到達可能性が小さいということは、「難易度は高い」と言い換えることができますから、現在はアサバ建設との商談は「見果てぬ夢」となりそうです。

 

例えば、「到達可能性」と「重要度」で2軸を作ると下図のようになります。

 

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到達可能性が上が小、下が大になっているのは、難易度の高低と置き換えができるためです。

 

なんだ、第四象限(ここ以外の選択肢が?)を狙えばいいんじゃん!という人もいるかもしれませんが、基本的にに第四象限はありません。「到達可能性が大」で、「重要度が大」なものはほとんどありません。ないことはないですが、誰しもそこに到達できるので、競争優位にならないからです。

逆に言えば、第四象限にあることすらやっていないと競争には勝てないとも言えます。

 

例えば、「モテる」ことが目的であれば、自分の容姿にあたるでしょうか。相手に不快感を与えないように容姿を整える(髪型、体形、眉毛、服装とかとか)というのは、重要度も高いですし、自分自身でできることなので、そこをやらないで「モテたい!」と言ってもなかなか実現することではありません。

 

つづく